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et sona

muuu.exblog.jp

2014 10 03

柿のシーズンとなると、毎年恒例の自家製ロースハムと柿。
始めてます。
よしなに。

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この秋に(個人的にw)オススメの赤ワイン!

実はこれ、生産者がヴォーヌ・ロマネ村のファブリス・ヴィゴということで、実質ヴォーヌ・ロマネのACブルゴーニュ区画のピノ・ノワールで作られたワインなんです。
って、なにが言いたいかというと、中身は12年のACブルなのに、お値段およそ2/3のコトー・ブルギニョンとしてリリースされた、ということです。
格下げして販売というのは稀に聞きますが、下のレジョナルであえて、というは珍しいかもです。
なぜにそのようなことを、というのは不明なのですが。

で、こちら、赤系果実の香りに少々高めの酸、フレッシュな果実味で、若々しさ全開w
そういった意味では食中酒としては最適かと。
これからの時期、ロゼ的なポジションで、白に変えて最初の1本としても良いかもです。

ところで、コトー・ブルギニョン、相当なワイン通、というかブルゴーニュ通の方でなければ気にも止めないと思のですがw、2011年に認定されたまだ新しいAOCで、要は、ブルゴーニュ全域で生産されているほぼ全てのブドウを使って、混醸率の規定などもなく、赤、白、ロゼを作ることができる、というものです。
例えば、赤なら、違う地域の違う品種(ボージョレのガメイとイランシーのセザールにコート・ド・ニュイのピノ←例えば、ですよ!w)を混ぜるなんてことも可能なわけです。
某超メジャー・ネゴシアンの政治力により作られたともいわれていますが、ヌーヴォーのイメージが強く(?)、クリュ・ボージョレが正当な評価を受けにくくなったがためのボージョレ/ガメイの救済措置ともいわれています。

とはいえ、グラン・オルディネールよりも自由度を高め、低価格帯ブルゴーニュの可能性が拡がった、と捉えると、今回のような掘り出しものや、これまでには考えられなかった、思いがけない混醸ブルゴーニュが出てくる可能性も秘めているわけで、今後、このAOCに注目…とまではいきませんがw、頭の片すみにはおいておいてもよろしいかと。

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by a_c_avanzare | 2014-10-03 23:59
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