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et sona

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2016 06 01 (2)

昨日のワイン、ジョセフ・ロティのマルサネ '12。

コート・ド・ニュイにありながらも、80年代にAOC認定され、グランクリュもなければプルミエクリュもないがゆえ?、ほとんど無視されたような存在だったマルサネにも、近年はその評価を覆しつつあるのでは?、と思わせる出来のものが多い(シャピトルなどの区画はその代表か?)。

マルサネといえば、古参フィリップ・シャルロパンはいわずもがな、その子息が営むシャルロパン・ティシエにしろ、シルヴァン・パタイユにしろ、おっ!、と思わせる作り手があらわれているし、ビゾなんて超入手難の作り手もいる。
あと、ブリュノ・クレールも忘れてはいけないw

このところマルサネが注目される背景には、温暖化の影響があるのかもしれないし、才能ある作り手がニュイで新たな区画を手にするにはマルサネやフィサンでなければ難しい、などといった理由もあるのかもしれないが、その真偽は分からない。
ただ、軽いマルサネはひと昔前の話でw、黒い果実が香る、しっかりとしたボディでありながらも、エレガントなワインに出会うことも増え、確実に数年前とは違った状況にある。

ヴィンテージにより若干のバラつきがあるように感じる(←あくまで個人の主観)ジョセフ・ロティも、しっかりとしたボディに豊富なタンニン、そこにまだまだ高い酸を感じたこの12年は、村名とはいえもう少し長熟だったろうなぁ、と思わせる優秀なクオリティ。
ちょっと早かったな、という気もしつつなにが言いたいかというと、「マルサネ、無視するのはもったいなくない?!」ということ!
高騰が続くブルゴーニュにあって、とても良心的なAOCだと思うけどw

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by a_c_avanzare | 2016-06-01 23:58
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