島根の畑のケール。暖かくなったこのところは、成長スピードも速く、葉がほとんど縮れなくなってきたw
さらに、葉をかいだ後の脇芽も殆どが花芽という状況らしく(ケールも春は開花の時期)、ここしばらく収量は落ちてくるかと。
写真、手前に見えるのが花芽をかいだケールで、奥に見える黄色い花が、種を自家採種するためにトウ立ちさせ開花させたケール。 キャベツの仲間であるケールも、多くのアブラナ科の野菜同様、小さな黄色い花をつけ、なかなか可愛い。
蜂もせっせっと蜜を集めている様子w
ところで、固定種でのケールの栽培に取り組んで5年。 オーガニックな環境で、循環型の栽培(継続的に種採り)を続けたことで、そろそろ種そのものもオーガニックと呼べるものになったかと?!w
どのような種や苗であっても、オーガニックな土壌で栽培すれば一応はオーガニックだけど、自家栽培するメリットは、土壌のみならず(消毒洗浄されたり、農薬や肥料を付着させたりしていない等々の)種にも配慮できることで、別段思想的な背景などは全くないがw、そうすることで、種は徐々にその土地に馴染んでいくだろうし、なにより面白そうだ、と思うから。
ちなみに、この4月からの主要農産物種子法の廃止にともない、それに準ずるかたちで種子法周りの法改正が進められ、今後は、種苗から栽培して得た種や苗を次期作に使う「自家増殖」は原則禁止、とする方向で検討されていたりもする。
つまり、これまでは自家増殖は原則容認されてきたが、今後、食の根幹となる種子の選択肢は限定され、かなり狭まる可能性が高くなる。
ということは、極論すれば、多様性が損なわれるようなことがあれば、消費者に野菜など農作物の選択肢はほとんどない、という状況が訪れるかも?、ということ。
着実に歩んではいきたいが、うちのような家庭菜園レベルでの自家採種も違法となるやもしれず、この先どうなるかはかなり怪しい。
って、もうすぐそこにある話なのだけど…
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